演説キーワードは麻生氏「自信」、福田氏「信頼」

演説キーワードは麻生氏「自信」、福田氏「信頼」


　自民党総裁選で、福田康夫・元官房長官と、麻生太郎幹事長の演説内容に、両候補の個性の違いが表れている。福田氏は「信頼回復」をキーワードに、国民の理解と政局の安定化を強調するのに対し、麻生氏は「自信回復」を前面に押し出し、強力な指導者の必要性を訴える。

　両候補の演説は、選挙戦を優位に進める福田氏と、世論へのアピールで劣勢をはね返そうとする麻生氏との戦い方の違いも浮かび上がらせている。

　■「安全運転」と「攻め」
　「（国民の）信頼なくして政治はできない。自民党は変わったと、近い将来思ってもらえるように、私は身命を賭（と）して頑張る」

　福田氏は１７日の大阪市での街頭演説でこう訴え、構造改革の進め方についても「国民への十分な説明と納得」を約束した。

　福田氏は、森・小泉政権の官房長官当時、手堅い手腕で評価を受けた。「信頼」という言葉には、自らの安定感を印象づける狙いもうかがえるが、政権の座が視野に入ってきたせいか、政策面ではほとんど具体論に踏み込まない。

　安全運転型とも見える福田氏とは対照的に、麻生氏には攻めの姿勢が目立つ。

　麻生氏は同じ大阪市の演説で、イラク派遣の陸上自衛隊員の規律正しい行動が世界に称賛されたことを紹介し、こう訴えた。

　「こういう人たちが日本という国のブランドを高めていることに、もっと自信と誇りを持ちませんか」

　麻生氏の演説を象徴するのは「自信と誇り」だ。１６日の立会演説会で「日本の底力にはとてつもないものがある」として、内政、外交の課題を具体的に指摘し、「私は強い言葉を発する首相になりたい」と強調した。

　■パフォーマンス
　両候補は、演説の雰囲気の違いも大きい。

　福田氏はあまり身ぶり手ぶりを交えず、口調も「です」「ます」調だ。大阪市の演説では会社員時代に大阪勤務だったことに触れ、「懐かしく思っているところでございます」と、“礼儀正しく”自己紹介した。

　一方、麻生氏は軽妙な語り口で、各地で聴衆を沸かせている。大阪市では、こんな調子だった。

　「（自分の）劣勢が伝えられるが、最後まで選挙をやってみなきゃわからん。阪神タイガースも最初はあかんやったやないか、今年も。（だが、阪神は）今、首位争いしてるんだぜ」

　１７日夜、２人は羽田空港で、それぞれ記者団に遊説の感想を語った。

　福田氏は「麻生さんは人気がある。若い人にだいぶ良かった。私を応援してくれる人は、どちらかというとおばさんかな」と話し、麻生氏は「地方の反応は永田町周辺とはずいぶん違う。すごく勇気づけられた」と振り返った。

読売新聞 - 2007-09-18



プロポリス 効能 効果
ナショナルトイレ　アラウーノ
ブーティー
マリメッコMarimekko
フランフランFrancfranc
サブプライム住宅ローン
ブーティー 通販
ナショナル アラウーノ
味の素 ジーノJino
アテニア化粧品