国連総長選挙巡りボルトン元国連大使と日本が応酬

国連総長選挙巡りボルトン元国連大使と日本が応酬

　昨年秋の国連の潘基文（バン・キムン）事務総長選出での日本の態度を巡り、米国のボルトン前国連大使と日本政府が対立している。ボルトン氏はこのほど出版した回顧録で日本政府が潘氏の選出に対する不支持票を投じていたと「個人的に疑った」と記述。これに対し9日会見した日本の高須幸雄国連大使は「事実と全く違う」と反論した。

　総長選の予備投票では「支持」「意見なし」「不支持」の各票を参加各国が無記名で投票した。ボルトン氏は自著「降伏という選択肢はない」で、この投票の過程を紹介。第3回投票まで不支持票が1票あったが、最終回の第4回で「意見なし」に変わり、潘氏の当選が事実上確定したという。


日本経済新聞 - 2007-11-10



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